過去の店長日記
2011猛暑への備え~作務衣と甚平の出番
こんにちは、和粋庵です。
電車もおおむね復旧し、ガソリン不足もほぼ解消したことで、
3・11大地震以来、初めて東京や関西へ出張することができました。
関東と関西では、やはり程度に違いはあるものの、自粛ムードがまだ大勢を占め、
今後も消費意欲の減退が商売に響いてくるだろうという話がほとんどでした。
商売人の誰もが、こういうときこそ、被災地でない地域が、東北の分まで経済を
活発にしていかなければいけないと思ってはいるものの、先の読めない経済活動に今、思い悩んでいます。
生活必需品はまだしも、嗜好品などにあっては、積極的な宣伝・販売活動は「不謹慎」と言われかねません。
テレビCMもまだまだ公共広告機構のCMが多いです。
経済のほかにも、放射能の脅威や電力不足が見込まれる猛暑など
まだまだ先行き不安なことがとても多いのが現状です。
クーラーのない猛暑。。。。
昨年のことともなると忘れがちですが、改めて振り返ると、
ただでさえ、近年の夏の猛暑というのは凄まじいものがあり、
昨年は暑さに倒れる人もずいぶん出ました。
数字でみても、2010年の猛暑は、過去の最高気温の記録を全国各地で更新しており、
気象庁が2010年の猛暑を30年に1度の異常気象と認定しているほどです。
もう、すっかり忘れていました。
今年も昨年のような猛暑になるかどうかはわかりませんが、
今年に限って、自然界が都合よく暑さを「自粛」してはくれないでしょう。
夏、電力不足のためクーラーも扇風機もつけれない状態で
昨年のような暑さになるとすると、今から何か準備をしておく必要があるかもしれません。
東京電力が夏ピーク時15%節電を要請へというニュースもありました。
さぁ、今年の夏、どこで、どんな格好で暑さを凌ぎますか?
今はまだそう大きく騒がれていないので品不足などには
なっていませんが、暑さを凌ぐための商品が一時期のガソリンや
ペットボトルの水のように、この夏、一気に入手困難になるかもしれません。
暑くなってから探し回っても遅いのです。
氷やクーラーボックス、アイスノンのようなものが品不足になるのでしょうか?
着る物は?
アロハシャツ?
タンクトップ?
いやいや日本人ですから、暑さを凌ぐなら甚平でしょう。
足を出して失礼にあたるシチュエーションでは麻の作務衣を着ましょう。
麻の作務衣、甚平はくつろぎ着、部屋着として昔から暑さを凌ぐ
日本人の服装として親しまれてきた伝統があります。
クーラーも扇風機もない時代にも、日本人は知恵を絞って生きてきたのです。
先人から学ぶことが、こういうときこそ大事です。
とはいえ、1億総甚平・作務衣になるためには、残念ながら供給が追い付かないことでしょう。
オークションで中国製の安い甚平が思わぬ高値を付けることになるかもしれません。
どうせなら早いうちから日本製の品質の高いものを手に入れたいものです。
2011年の猛暑を凌ぐためには、早いうちから麻の甚平、作務衣の準備が賢い選択といえるでしょう。。。。
という甚平、作務衣の宣伝でした。
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途中から半分は、作務衣、甚平のメーカーとして都合の良い妄想が入っていますが、
涼しさを和装に求めて、作務衣や甚平で夏を過ごす人が少しでも増えてくれればいいなと思っています。
部屋着として夏、涼しくくつろぐのには最適な衣類です。
そして、衣類に限ったことではありませんが、
今年の夏、電気を使わずに暑さに備えることを
今から真剣に考えてみるのは悪いことではないと思います。
2011-04-08