過去の店長日記
バーチャル試着-着なくても試着が楽しめる技術-
こんにちは、和粋庵です。
技術の進歩には驚かされるばかりですが、最近よく見かけて、注目している技術がバーチャル試着です。
バーチャル試着というのがどういうものかというと、実際に試着室で洋服を脱いで、着てということをしなくても、ちょっとしたリモコン(タッチパネル)操作で、モニター画面上の自分の服をあれこれ変えることができ、あたかも試着しているかのように服を試せる、という技術です。
言葉で説明するのがなかなか難しいので、最近見たいくつかの記事を紹介します。
身体から洋服がズレないのだ! Xbox Kinectの高性能ヴァーチャル試着は超リアル
【注目技術】凸版印刷 『バーチャル試着できます』──通販への応用も期待
ちなみにこの記事をここに書こうと思ったのは、和装の着物でもその技術が使われるようになったという下記の記事を見つけたからです。
ウェブで男性着物を試着 京都ナイスウェアが提案
男性着物など特に反物で選ぶので、たしかに着姿が見れるようになるというのは、反物を選ぶ購入者にとってすごく大きいことだと思います。
それにしても、これらの技術を私が特に注目している理由は、店舗で試着室がいらず、いちいち服を着たり脱いだりがしなくて済むようになるという点だけではありません。
この技術がより一般的になっていくと、インターネットで服を買うことがより促進されることになると期待しているからです。
インターネットで服の販売をしているときに一番のネックになるのが試着ができないということなんです。
サイズをあわせられない、自分に似合うのかわからない。
自宅でも簡単な操作だけで、モニター上の自分にあわせて色や組み合わせ、サイズなどチェックしてから購入することができるようになれば先のような悩みが、一挙に解決されます。
ちなみにまだその技術がないので、和粋庵では作務衣・甚平は30日間試着可能な返品・交換サービスを無料で行っています。
さらに、ギフトについても、父の日や母の日のプレゼントを考えたとき、父や母の写真にあわせて服選びなどもできるようになるかもしれません。
未来の世界では、お店にこのような技術があるのは当たり前かと思います。
期待しているのは、自宅にもこういった技術が当然のごとくある世界です。
そうなれば、服を購入するという行動自体がずいぶん変わるように思います。
現在は、ブランドものの商品などはお店が違うと頭の中でコーディネートを組み合わせるしかありません。
それが、ズボンはポールスミス、ジャケットはアルマーニ、下着はユニクロ?なんてことを自宅で楽しみながらできるようになるかもしれないのです。
店舗ごとに設置されるよりは、やはり自宅でこのバーチャル試着が店舗をまたいでできるようになることに凄く面白さを感じます。
バーチャルなので、日本では売っていない商品ですら試着し、購入することが可能になるはずです。
もっといえば、ここまでくれば自分で試着しながら自分でデザインして特注の服も作れるようになりますよね。
こんなことが実現するのは何年後の未来でしょうか。
バーチャル試着の今後に注目です!
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