過去の店長日記
父の日はお酒?甚平・作務衣?
こんにちは、和粋庵です。
やっと春の陽気になり桜の花が咲き始めたところですが、今日は午後から雨風が強くなるそうで、花が散らないか心配です。
今年は花見も全国各地で盛大に行われるようで、各地の綺麗な桜が見れるものかと楽しみにしているのですが。。。
花見も終わると、母の日があり、父の日があり、毎年、和粋庵では父の日にキャンペーンを行っているので、今年の父の日のキャンペーンをどのようなものにしたものかと、思案中でした。
一般的に父の日のギフトとして人気の贈り物はお酒や服(ポロシャツ、甚平など)だそうで、そこでいろいろ父の日関連商品をみていて、テーマとしてこれは良いなと思ったのがサッポロビールの父の日コンセプトでした。
サッポロビールは、今年「ヱビスビール<父の日>6缶パック」を発売します。
<プレスリリース>サッポロビール、「ヱビスビール<父の日>6缶パック」を発売
P1018769 / yousuke_orenikki
そのコンセプト、ヱビスのテーマは「おもてなし」だそうです。以下引用
”日本には昔から見えないところでも決して手を抜かず、心を尽くし、丹精を込めるという「おもてなし」の心が息づいてきました。それは、だれかを喜ばせたい、だれかの笑顔が見たいという相手を敬い大切にする日本人ならではの気持ちの現れだと考えています。”
良いテーマですよね。
もともと「おもてなし」というのは、茶道における考えで、千利休が示した茶の七則というものの「もてなし」の考えを基本としているといわれています。
茶道 / FlyingOverMountains
利休七則
1.茶は服のよきように点て
2.炭は湯の湧くように置き
3.花は野にあるように
4.夏は涼しく冬暖かに
5.刻限は早めに
6.降らずとも傘の用意
7.相客に心せよ
細かな説明、解釈は他に利休七則をよくまとめられているサイトなどをご参照ください。
私が特に深いなと思った「おもてなし」の心は、「1.茶は服のよきように点て」ということと、「4.夏は涼しく冬暖かに」です。
「茶は服のよきように点て」というのは、飲んだ人にとって、「ちょうど良い加減」という意味です。つまり、自分の点てやすいように点てることを戒めており、その時、その場所でのお客様の気持ちを察して、「よく考えて点てよ」ということになります。
また、「夏は涼しく冬暖かに」の意味は文字通りの意味の体感気温のようなものだけでなく、「おもてなし」による工夫、趣向によって耳や目で「涼しさ」、「暖かさ」を感じられるような趣を茶席に加えなさいという意味があるようです。その趣向を演出をする「おもてなし」の心は、相手方も気づきにくい小さなものかもしれませんが、もてなす側はその仕掛けをすること、お客様側はそこに気づくよう読み取る面白さを見出すことが茶道にはあるようです。
日本庭園 / UTAGE-YAN
父の日にギフトを贈るという状況、そのギフトに甚平や作務衣を選ぶということ、お客様ごとにそのお気持ちを察する努力をし、キャンペーンに打ち出すようなものだけでない、お客様ごとに違う細かな対応、心遣いを和粋庵でも行っていこうと思います。
今年は今まで以上に「おもてなし」の心を意識して和粋庵でも、父の日ギフトを受注・発送していきます。
ご要望や相談ごとがございましたらお気軽にご連絡ください。
お客様ごとにできる限りの対応をさせていただくことをお約束いたします。
フリーダイヤル : 0120-517-368
Mail : info@wasuian.com
Tweet
|