過去の店長日記
老後とは何歳からなのか?
敬老の日を前に色々な調査があるようで、今日はこちらの記事から。
“老後”は何歳から? 男性「65歳から」、女性「70歳から」が最多
「“老後”という言葉を聞いて何歳以上をイメージするか?」という質問に、
男性は【65歳から】(41%)、女性は【70歳から】(40%)が最多だったそうです。
以前は還暦をひと区切りとし、定年もほとんど60歳であったことから、
その還暦、退職から”老後”というイメージがあったそうですが、
今は寿命も延び、徐々に老後という時期も後ろにずれてきているようです。
単純に政府が60歳定年制を廃止して長期雇用、再雇用を進めていることや、
少子高齢化が進むなかで、年金受給開始年齢も60歳から65歳に移行していますから、
そのような影響もあるのかと思います。
そう考えると、あと20年後には、もう5歳ぐらいずつ老後のイメージは後退するかもしれません。
不明老人がたくさんいるので、調査年齢には若干の疑惑がありますが、
日本人は男女平均で世界一の長寿、個別には男性79歳(世界4位)、
女性は86歳(世界1位)となっています。
これには幼いころに亡くなる人も含まれていますから、実際に60歳、
65歳になった人たちの”平均余命”を考えるともっと長いはずです。
そうかんがえると、ちょっと極端な計算ですが、
20歳から65歳まで週休2日で8時間働いたと仮定した”現役時代の勤労時間”は
45年×250日×8時間=9万時間
65歳から85歳まで生き、8時間睡眠とした場合の”老後”の自由時間は
20年×365日×16時間=11万6800時間
という風に、45年働いていた時間よりも老後の自由時間のほうが多い人も
人によっては結構いらっしゃるのかな、と思います。
だからこそ、退職して、いざ、”老後”となったときに、仕事一筋できた方は
時間を持て余してしまい、なにをしていいか分らないというような状況になってしまうのでしょう。
逆に今の若い世代は、将来の年金のことや、人口構造や、日本の経済のことなどを踏まえると
団塊の世代の方の”お金も時間もある”という老後は、かなり厳しく、
下手をすると”老後”という言葉自体形骸化して、選択の余地なく
”生涯現役”ということになるかもしれません。
だからこそ、”お金も時間もある”のにその老後を楽しめないで
無為に過ごしてしまうというのは本当にもったいない話なのです。
今からでも、たくさんの趣味を持って、お金も時間も有意義に使う
「活力ある”老後”」を過ごしてほしいと思います。
和粋庵では、「そば打ち」や「陶芸」を始める方から、また、その方々へ
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老後の趣味の中で「そば打ち」や「陶芸」というのは人気が高いようです。
周りに、そんな方がいらしゃいましたら、ぜひ弊社をご利用ください。
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