和粋庵、質問箱の話。(選び方編 )
はい、和粋庵のナガシマです。
最近、ガラスに夏の絵柄のある風鈴ではなく、
鉄製の風鈴を見つけて、概念が変わったわたしです。
シンプル無機質な出で立ちからは想像できないほど、繊細な音にびっくり。
しとしと雨が降り続いていた、梅雨の時期。
ようやく終わりを告げ、夏が本腰いれてきました。
(群馬の夏はとにかく暑い、熱い)
普段、わたしは和粋庵でお客様担当をしています。
疑問や質問、メールやお電話でたくさん、たくさん頂きます。
今回は、和粋庵質問箱を開催してみようと思います。
お問い合わせの多いものや私自身、伝えたいことを中心に。
前編・後編で更新していこうと思っております。
前編の今回は、選びかた編を。
後編では、手入れ編を。
では、スタートです!
Q1.作務衣は、いつ着るのがいいの?
A.“いつでもOK”です。
“作業着”や“部屋着”はもちろんですが、
和粋庵では“くつろぎ着”という観点から、ご提案しております。
素材や織りにこだわっておりますので、お呼ばれにも。
ぜひ、お部屋の中だけではなく、“お出かけ着”や“よそ行き着”として着て頂きたいです。
お客様のなかには、朝起きてから夜眠るまで作務衣という方も多くいらっしゃいます。
Q2.向き不向きな場所はあるの?
A.“不向きな場所はない”です。
こちらは、様々なご意見があり、
多方面で情報が掲載されておりますので、
“作務衣メーカー和粋庵”としての考えとなりますが、
わたしは入社から少々時を重ねてきましたが、
当社、社長の作務衣姿以外をわたしはみたことがありません。
もちろん、社員は作務衣が制服ですし、実店舗では作務衣姿で接客をさせて頂いております。
冠婚葬祭を含め、実は作務衣を日々着られている方、多くいらっしゃいます。
Q3.作務衣と甚平の違いは?
A.作務衣と甚平の一番大きく違う点は、ズボンです。
作務衣は、“長ズボン”。甚平は“膝下丈のズボン”です。
また、甚平は風通しがいいように脇はタコ糸で編んであります。
袖の長さも異なり、作務衣の方が長く、甚平の方が短いです。
着る季節にも違いがあり、甚平はお祭りのイメージがある方も
いらっしゃると思いますが、その通りで夏向きです。
作務衣に関しては、年間通してお召し頂けるものから、
夏向けのもの、秋冬向けのものとご用意がございますので、
季節に合わせ、楽しんで頂けるのも魅力です。
Q4.作務衣を選ぶときのポイントは?
A.当店としては、サイズをお選び頂く際には、
身長とウエストで合わせて頂くことをご提案しております。
ウエスト部分は履いたときには良くても、力がかかる日常の動きが重要です。
このときに窮屈に感じてしまうと履き心地は良くないです。
サイズ感はお好みがございますが、ジャストサイズより
ゆとりあるサイズ感をおすすめしております。
前袷せの作務衣や甚平は、ワンサイズ大きくても気にならず着ることができます。
Q5.どんな種類の作務衣があって、いつ何を着ればいいの?
A.大きな括りで和粋庵の作務衣を分けると、3種類になります。
・年間を通してお召し頂ける(真夏と真冬を抜いた)通年作務衣
・麻などの接触冷感がある素材を用いた、夏向け作務衣・甚平
・厚手のものや裏地が付いている、秋冬向け作務衣
Q6.サイズ表を見ているけれど、どの場所の長さのことなの?
A.サイズ表には、普段聞きなれない場所の名称が記載がありますね。
どの部分の名称なのかを記していきますので、サイズ選びの参考にしてください。
着丈:衿の根元から裾までの長さ(衿からではなく、衿下からです)
裄丈:衿の中央から袖までの長さ
ズボン総丈:ウエストから裾までの長さ
ズボン股下:内股の縫い合わせ部分から裾までの長さ
ウエスト:胴回りの長さ
(ウエスト部分は、前半部分が紐とチャック、後ろ後半部分がゴム仕様です)
Q7.一番人気は何色?
A.“紺色”は不動の人気色です。
和粋庵では、ほとんど全ての商品に“紺色”のご用意がございます。
商品の中には、“濃紺”、“中紺”のように濃さの違う紺色をご用意しているものもあります。
“Japan blue”という言葉があり、長く愛されているように、不動の人気色です。
もちろん、もっと発色のいい色が欲しいという方もご安心ください。
当店、作務衣メーカーなので珍しいお色も多数ございます。
Q8.小さなサイズが欲しい/大きなサイズが欲しい
A.商品によりますが、一番小さいサイズはSSサイズから、
一番大きなサイズは、3Lサイズまでご用意がございます。
※2019秋-2020春から一部商品、4Lサイズをご用意予定です。
Q9.作務衣の袖や裾はどうなっているの?
A.通常の作務衣に関しては、袖口が大きく広がっている、
筒袖と呼ばれる仕様になっており、裾部分は紐が入っているので、
紐を引っ張り、ちょうどいいところで縛って頂くタイプです。
お寺や作業用などに便利な袖・裾がゴム仕様のものもご用意がございます。
用途やお好みによって、お選び頂けます。
Q10.生地の持ち込みで作ってもらうなどの別注は受けている?
A.当店では、生地の持ち込みでの作務衣や甚平の製作・別注については、
お受けしておりません。ですが、別途料金がかかりますが、
各種、丈ツメ加工はお受けしております。(丈を伸ばす加工はお受けしておりません)
特にお問い合わせの多い10こに答えました。
なかなかのボリュームに内心びっくりしております。
次回は、手入れ編です。
作務衣は丈夫ですので、長く着て頂くことが出来ます。
そして、手間をかけると愛着が生まれます。
着ること、大事にすること、どちらも醍醐味として、
楽しんで頂ける方法をご提案致します。
続きます。
【今日のひとコマ】
今年は、靖国神社みたま祭りに行きました。
初めてということもあり、とてもとても高まって神社へ。
まわりの人の多さと屋台のなんとも美味しい匂い、
夜のお祭りという非日常感に思わず浮足立ってしまいました。
とても綺麗で幻想的な時間で、運よく御神輿を担ぐ力強い姿も間近で
見ることが出来て大満足です。(ちなみにひとが多く屋台では何も食べれずでした)
私の目線から見たみたま祭りの様子です。活気に溢れながらも幻想的でした。
どうぞ、よしなに。