作務衣と合わせる小物の話
最近、すれ違ったひとのあの小物の使い方、素敵だなと思うことがあります。小物は、極論なくてもどうにかなるかもしれない。ですが、あったらより豊かな日々になることを知っているから、小物を身に着けるのだとわたしは常々思っています。
作務衣と合わせてもらうことで、お洒落で便利なものになる。今回は、そんな小物についてのおはなしです。Q&A方式でお届けします。
Q1.作務衣や甚平を着たとき、鞄はどうしたらいいですか?
A.お荷物が多いときには、頭陀袋やショルダーバッグ。
気軽なお出かけには信玄袋。
用途によって使い分けをしてすっきりお洒落を楽しみましょう。
和装の格好をして、鞄が洋風のものや色柄が派手めのものですと、ちぐはぐした印象になります。お手持ちの物で合わせて頂くのでしたら、なるべくシンプルなものをお選び頂くことをおすすめ致します。
当店でもいくつかご用意があります。お荷物が多いときにはたっぷり入る頭陀袋やショルダーバッグ。身軽でお荷物が少ないときには、信玄袋をさらりと持つのが粋な雰囲気で、おすすめですよ。
Q2.鞄の他に何か小物はありますか?
A.帽子にマフラー。作務衣下着でもお洒落を。
季節に合わせた帽子やマフラーもご用意しております。
帽子は、秋冬向けに刺子織中折れ帽子と、春夏向けに和紙しじら織中折れ帽子の2種類がございます。
刺子織中折れ帽子は「小柄ドビー刺子作務衣」と同じ生地を使用しており、和紙しじら織の生地は、甚平と作務衣をそれぞれにご用意しています。
同じ生地の作務衣で合わせて頂いても、違う作務衣でポイントとして使ってもお洒落です。内側にサイズ調整テープがついていますので、お好みのサイズ感に変更することが出来ます。
マフラーは、ウール差し込みマフラー絣。落ち着いた色合いの絣模様が、作務衣によく合います。マフラーの端を片側のスリットに差し込むだけの簡単で、スマートな仕様です。
マフラーと合わせて作務衣コートを羽織れば、冬のお出かけはバッチリ。「作務衣に似合うように」と作られたコートですが、普段使いのお洋服にもハマります。男女問わず人気のコートです。
また、作務衣の中に着る、下着でも粋にお洒落を楽しんで頂くことが出来ます。長くなってしまいそうなので、こちらは次の質問としますね。
Q3.作務衣下着でお洒落とは?
A.衿元を綺麗に見える作務衣下着は、サイズ感も重要です。
作務衣下着は、衿元から見えるお洒落です。白色が一般的で、正式な場所にも着て行くことが出来ます。当店では白色の他にも、衿元に色が付いた作務衣下着もご用意しております。こちらは、Tシャツタイプで着やすいです。
作務衣下着を選ぶ際には、サイズ感も重要です。当店では通常作務衣下着は、作務衣よりも袖、裄丈共に、短めに製作をしております。なので、作務衣と同じサイズをおすすめしております。
大きすぎても、小さすぎても格好がよくありません。衿元が綺麗に見えるよう意識して着て頂けましたら、より一層粋な装いになります。
秋冬の時期には、中に厚めのものを着る機会も増えます。そのときにおすすめなのが、ハイネックやタートルネックです。襟元が寒くないのはもちろんですが、カジュアル感が出て、お洒落に見えます。
作務衣と合わせる小物の話、いかがでしたでしょうか。お洒落を楽しむことは、「自分らしさ」を身にまとうことだと考えます。皆様の個性を光らせる、そのお手伝いが出来たらとても嬉しいです。足元のお洒落については、また別の記事で紹介させていただきますね。
それでは今回はこの辺りで。どうぞ、よしなに。