贈り物と刺繍のこと【其の一】
年末年始というと、皆さまいかがお過ごしでしょうか。きっと、少なからずソワソワした心地で過ご […]
父の日の贈り物をはじめ、誕生日、還暦や古希祝い、退職祝いなど、大事な節目にお選びいただくことも多い、和粋庵のギフト。ギフトといえば、外せないのはラッピングですよね。
和粋庵のラッピングは、細部にまでこだわったオリジナルのものです。毎度大変好評をいただいているのですが、実はこの度、ちょっとだけリニューアルされました。どんなところが変わったのでしょう…?
間違い探しのように並べてみました。左が変更前、右が変更後のラッピングです。こうして比べてみると、はっきりわかりますね。中央のシールが、豪華な仕上がりになっています。
こちらのシールのリニューアルにあたり、スタッフ間で最も議論が白熱したのは、『どの部分を箔押しにするか』でした。
(※箔押し…金や銀の箔⦅はく⦆を、紙や器物などの表面にはりつけることを指します※)
あまりギラギラしすぎてもいけないし、かといって、全くやらないのはさびしいし…。色々な検討案が出て、みんなでウンウン考えて。そうして出来上がったのが、こちらのシールです。
矢絣模様の一部分が箔押しになっていて、ほのかな遊び心が感じられる、洒落た仕上がりになっていると思います。(自画自賛!)
加えて一緒にリニューアルしたのが、メッセージカード。
ラッピングに合わせてご依頼をいただくメッセージカードは、シンプルなものから、個性あふれるもの、涙で滲みそうになるもの、色々ございます。しかしそのどれもが、お客様ひとりひとりの大切な想いを綴ったもの。
『折角だから大事に取っておいて、手元に置いてもらえるような仕様にしたい』。
そんな想いから生まれ変わったカードです。
左が変更前、右が変更後のカードです。以前はカラフルだったカラーが、上品なグレーに統一され、こちらも裏面に「和粋庵」と箔押しがされています。
シールと合わせると、金と銀の箔が揃う形になって、なんだか縁起が良く感じられますね。
ちなみに、リニューアルされたシールはもう1種類あり、そちらは化粧箱の中で、商品をくるむ和紙をとめるシールです。「粋」の字をかたどったロゴが印象的です。
作務衣や甚平を選ぶというのは、「粋」な贈り物だなと思います。贈られる人の想像を超えると思いますし、初めて着る方には新鮮で、普段から着ている人には、より嬉しい贈り物です。
インパクトも強いし、実用的で機能的。サイズも洋服ほど厳密でなくても良いというのも、嬉しい点ですね。名前や好きな言葉、ロゴを入れる刺繍加工を行えば、より特別な贈り物になります。
手軽に刺繍をお入れしたい方は、簡単名入れ刺繍がおすすです。
刺繍についての「よみもの」もございます。こちらもご参考いただければ嬉しいです。
贈り物を選ぶ方は、きっとそのとき、贈るひとのことをたくさん考えると思います。そして、喜ぶ顔を想像します。
なにを贈ったらあの顔を見せてくれるだろうか。選ぶ時間と想像する時間、そして渡すまでのそわそわする時間。どれをとっても大事な時間だと思うのです。
そして、贈られた方もまた、贈ってくれたひとのことを考えます。選んでくれた時間や気持ち、メッセージをみてまた笑顔になります。
日頃、言えない感謝や近況報告、クスっとくる言葉。お互いにしか分からない空気感が、そこにはあります。
空気感をそのまま、欲張ればそれ以上、贈ることが出来たらいいなと常々思っています。
贈るかた、贈られるかたの双方に、“和粋庵で贈って、もらって、よかったな”と思ってもらえる贈り物でありたい。今回のリニューアルは、そんな気持ちが込められて行われたものです。
和粋庵の品々を、大切な方へのギフトにお選びいただけたら、こんなに嬉しいことはありません。ギフトにおすすめの商品を特集したページもございますので、そちらもご覧になってみてくださいね。
それでは今回はこのあたりで。どうぞ、よしなに。