5年目のカイハラデニム作務衣

デニムは、長く着るほどに少しずつ色が落ち、風合いが深まることで、世界に一つだけの特別な味わいが生まれます。新品のときには味わえない、着るたびに柔らかさを増して体に馴染む感触や、自然な色ムラが生み出す豊かな表情は、デニムならではの大きな魅力です。

今回は「5年目のカイハラデニム作務衣」と題し、当店スタッフが実際に長年愛用し、経年変化を楽しみながら着続けている人気の「カイハラデニム11オンス作務衣」が、5年の使用でどのように色落ちしたのかを、写真とともにご紹介いたします。

以前より多くのお客様から色落ちについてのお問い合わせをいただいておりましたので、この機会に改めて和粋庵のカイハラデニム作務衣の魅力をご紹介できれば幸いです。デニムならではの色落ちと風合いの豊かさを、ぜひじっくりとご覧ください。

  

カイハラデニムとは?

まずは、カイハラデニムについて簡単にご紹介いたします。

カイハラデニムは、広島県福山市に本社を置く「カイハラ株式会社」が製造している高品質なデニム生地です。同社はブルーデニム分野において国内シェアの50%以上を誇り、輸出量においても日本トップクラスの実績を誇ります。

カイハラデニムは、デニムの本場であるアメリカやヨーロッパでも高く評価されており、ナショナルブランドはもちろん、「プレミアゾーン」と呼ばれる高級ジーンズブランドにも採用されています。

まさに「ブルーデニム日本代表」と称されるにふさわしい、世界でもトップクラスの品質を誇るデニム生地です。

このカイハラデニムを使用した当店オリジナルの作務衣シリーズは、2025年7月現在、以下の4商品を販売しております。

5083 カイハラデニム・11オンス作務衣[改]

カイハラデニム・11オンス作務衣の腰紐を改良。快適で安定した着用感を実現。

5083 カイハラデニム・11オンス作務衣[改]

5095 カイハラデニム・ピマ綿作務衣

絹のような上品な光沢となめらかな肌ざわりが魅力。季節を問わず、心地よさを纏う。

5095 カイハラデニム・ピマ綿作務衣

5085 カイハラデニム・シャンブレー作務衣

霜降り調の独特な表情が映える一着。春夏を涼やかに、軽やかに装う。

5085 カイハラデニム・シャンブレー作務衣

5288 カイハラデニム・11オンス バイオウォッシュ作務衣 [改]

着古したようなヴィンテージ感。カジュアルでこなれた大人のスタイルを楽しむ。

5288 カイハラデニム・11オンス バイオウォッシュ作務衣 [改]

これらのデニム作務衣は、着心地の良さや高い耐久性はもちろん、インディゴ染めならではの「色落ち」も大きな魅力のひとつです。

和粋庵のスタッフも、寒い季節の仕事着として11オンス作務衣を愛用し続けております。5年目を迎えたスタッフ着用の作務衣と新品を比較し、その色落ちと風合いの変化をご覧ください。
写真の作務衣はカイハラデニム11オンス作務衣です。


(スタッフコメント)
私はおよそ2~3週間に1度、手で押し洗い、または、それが大変な時は洗濯機で洗濯しています。
洗濯機使用時は移染するので、洗濯ネットに入れ単独で洗っております。
発売当初よりお客様から「洗濯するとどれくらい色が落ちるの?」といったお問い合わせを頂くこともございましたので、実験も兼ねて、定期的に洗濯していました。
そして今どうなったのか、その結果を写真でご紹介します。

白い床に置いて並べてみました。

左が未洗濯の新品で、右が私が5年愛用している作務衣です。

2着を並べた別のアングルの写真も撮影しました。

撮影時の光の加減で色味が若干異なって見える部分もありますが、長年の使用による大きな変化を感じていただけるのではないでしょうか。私自身、「なかなかいい味が出てきた」と感じております。もはや我が子の成長を喜ぶ親の感覚に似ています。

洗濯を重ねるごとに生地が柔らかくなり、より優しい風合いに変わっていきます。ちなみに、まだまだ色落ちの途中です。

皆さまもぜひ、経年変化を楽しめるデニム作務衣をお試しください。10年後はどうなっているのか。この先も風合いの変化を楽しみながら、この1着と付き合っていこうと思っています。 


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和粋庵では、デニム作務衣シリーズをはじめ、カイハラデニム生地を用いたジャケットや袢天も多数取り揃えております。日々の暮らしを豊かに彩るデニムの味わいを、どうぞごゆっくりとお楽しみください。