快適な着心地と多機能性を兼ね備えた『聖シリーズ』の作務衣
作務衣は着やすく動きやすいため、部屋着・普段着として着用される方が増えてきている和装のひとつですが、もともと作務(さむ)とはあらゆる労働や作業のことを言い、作務の際に着用した服装が「作務衣」でした。
和粋庵の作務衣のうち、商品名に[聖(ひじり)]と記載があるものがございます。そちらは作務にうってつけの動きやすさと機能性を持っています。2020年秋に販売を開始した「裏綿二重織ストレッチ作務衣[聖]」を皮切りに、2023年5月時点で全8種類と徐々に増え、「聖シリーズ」と呼ばれるようになりました。
本記事では、2023年春夏の新商品である「リフラクス作務衣」を例に挙げて、聖シリーズ作務衣の特徴をご説明いたします。
<リフラクス作務衣>
リフラクスは麻の様なナチュラル感とドライな風合いを兼ね備えた、新しいポリエステル生地です。洗濯機で洗え、縮みやシワ、毛羽立ちの心配が少なくサラッと肌離れの良い着心地が特徴といえます。薄手で接触冷感効果も期待できる生地を使用しているため、汗ばむ季節におすすめの1着です。
【デザインの特徴】
聖シリーズは、ズボンの渡り巾をはじめとして全体的にも広くゆったりとしたシルエットでつくられています。また、上着の内ポケットやファスナー付きポケット、身八つ口といった機能性、活動性を兼ね備えた袖裾ゴム式の作務衣です。それではここから、上着とズボンそれぞれについて、ポイントごとにご説明いたします。
■上着①:内ポケット
まずは上着から見ていきましょう。上着左衿内側には「内ポケット」があります。こちらには携帯電話や筆記用具というようなすぐに取り出したいものをしまうのに適しています。内ポケットの位置は以下画像でうす紫色の円で印をした場所です。
左衿を開くと、手を入れやすい位置にポケットがついています。大きさは縦約26cm、横約17cm程ございますので、カードケースや薄手の財布も入りそうです。
■上着②:ファスナー付きポケット
右前身頃の下部には大きな「ファスナー付ポケット」がついています。以下画像でうす紫色の円で印をした場所です。
開口部にファスナーが付いているので、密閉性が高く安心です。また、ポケットの大きさは縦横20cm程度と、他の作務衣よりひとまわり大きなつくりなのでなかなかの収納力があります。ポケットは右側についているので着用時に目立ちにくく、すっきりした着姿が保てます。
■上着③:身八つ口
左右の脇には、腕が動かしやすいように「身八つ口(みやつぐち)」がついています。
身八つ口は通気口の役割も持っているため、体温の調節にも役立ちます。また、より動きやすくするため、両脇裾にスリットを入れました。ゴロゴロと寝転がるようなリラックスタイムにも向いています。
■ズボン①:総ゴム・紐仕様
上着に続いて、ズボンの特徴についてご説明いたします。ズボンのウエストは「総ゴム・紐仕様」です。ウエスト部を一回りゴムと紐を通してあるので、腰の位置の調整がしやすいつくりになっています。
■ズボン②:後ろポケット
ポケットは「ズボン両脇」に加えて、「後ろ」にもあるのは聖シリーズだけの特別仕様です。
■ズボン③:尻当て・膝当て
着用を続けることにより傷みやすい部位を守る工夫として、「尻当て・膝当て*1」も付けられています。外からは目立ちにくい丁寧な縫製で補強しています。(*1:小柄な方や女性におすすめの女性聖シリーズは、尻当て・膝当てがついていない仕様です。)
こちらは、ズボン後ろ側の写真です(光の具合で色味が明るくみえてしまっています)。円で囲まれた部分に尻当てがついていますので、裏返して確認してみましょう。
表からは見えにくいですが、二重に補強されています。膝の部分も同様に、補強が施されています。
【参考:サイズの選び方】
聖シリーズの作務衣について、MサイズとLサイズについてはモデル着用写真がございますので、ご参考までにご案内いたします。LLサイズについては、180cm以上ある方におすすめのサイズです。詳しくは各商品ページにございます「サイズ表」をご確認ください。
■①Mサイズ:168cm/57Kg
(着用品:ウールライク・ストレッチ作務衣[聖]No.1 濃紺 秋冬向き)
■②Mサイズ:173cm/70Kg
(着用品:ストレッチツイル作務衣[聖] No.2 グレー 通年向き)
■③Lサイズ:175cm/65Kg
(着用品:抗ウイルス・バーバリー織作務衣[聖] No.2 黒 通年向き)
■④Lサイズ:178cm/79Kg
(着用品:リフラクス作務衣 No.2 グレー 春夏向き)
以上、聖シリーズの特徴についてご説明をさせていただきました。ゆったりシルエットで着心地が良く、各所に機能性へのこだわりがたっぷりつまった聖シリーズをぜひ1度お試しください。