過去の店長日記
久しぶりの日記更新 遠州木綿作務衣 IKISUGATAの紹介
こんにちは、和粋庵です。
日記の更新に随分と日が開いてしまいました。
ひとつのことを継続していくことというのは、とても大事だと思ってはいるのですが、やはりなかなか難しくもあります。
もう少し短い間隔で、様々な”和の情報”を発信できるよう頑張ります。
さて、TOPページに”和粋庵”と”IKISUGATA”というブランドのロゴを並べました。
和粋庵は、群馬県桐生市という「西は西陣、東は桐生」と昔から
うたわれてきた織物の街で作られている和装ブランドです。
2年ほど前からのこのネットでの販売で一番力をいれてきた弊社の主力製品です。
このサイトの名前も、そのまま「和粋庵」としています。
今回、トップページにIKISUGATAというブランドも併記しました。
同じ会社で2つのブランドを分けているのには、その製品の産地と歴史が異なるためです。
IKISUGATAは遠州で織られた生地で、遠州で縫製される作務衣、甚平のブランドです。
遠州は今の静岡県浜松市を中心とした地域のことです。
ご存知かもしれませんが、遠州は、国内有数の綿の産地です。
長野県から流れる「天竜川」を水源とし、遠州のからっ風を受けるというのが
綿製品の生産にはとても適した風土であり、江戸時代のころから遠州綿は織り始められたとされています。
遠州の中心である、浜松では自分の畑で綿を育て、自家製の着物に
仕立てることなども江戸時代から多く行われてきたそうです。
上流階級の衣類ではなく、庶民が身に纏う製品として、遠州の綿製品は大きくなってきたという歴史があります。
だからこそ、普段着るための服装として、季節に合わせたバリエーション豊富な綿の生地、
その優しい肌触りが今見直されています。
和粋庵とIKISUGATAは産地の異なる作務衣や甚平ですが、
どちらも国内で職人が縫製している日本製という点は共通です。
産地が違えば、その商品のもつルーツ、伝統、歴史が違います。
せっかく日本製の良い物を身に着けるのであれば、産地の歴史などの情報を調べてみるのも面白いと思います。
和粋庵でも、情報発信に今後努めていきます。
どうぞ和粋庵とIKISUGATAをよろしくお願いいたします。