過去の店長日記
新登場 浮世絵のれん
こんにちは、和粋庵です。
本日は新着商品のご紹介です。
トップページにも掲載されていますが、「浮世絵のれん」を
全11柄まとめて掲載いたしました。
「浮世絵」も「のれん」も日本独特の歴史のあるものです。
その意味で、浮世絵のれんは日本を感じるインテリアとしては最たるものになるのではないでしょうか。
浮世絵の絵柄は特に外国の方から評価が高いのですが、これは本当に色々な種類があります。
そもそも浮世絵は江戸時代に成立した絵画のジャンルで、「浮世」という言葉には
「現代風」という意味もあり、当代の風俗を描く風俗画とされています。
多彩な題材で描かれており、今回、商品として掲載した浮世絵のれんも以下のような種類に分類されます。
美人画・・・人気の看板娘など女性を描いたもの。
役者絵・・・歌舞伎や能の人気役者を描いたもの。
相撲絵・・・力士の肖像や取組など相撲を描いたもの。
名所絵・・・風景画。当時、自由に旅行できなかった民衆が、憧れの名所を知るためのもの。
そのほかにも武者絵、古典文学画、故事ことわざ絵、歴史画、戦争絵、異国人絵、
かるた絵、風刺画、幽霊画などたくさんの種類があるようです。
一方、のれんの歴史は平安時代まで遡るとか。
もともとは光や風が直接、室内に入るのを防ぐためのものでしたが、
いつからか、商売の営業中の目安とされる使われ方もされ始めました。
戦前までの飲食店では、お客さんが出ていくときに肴をつまんで汚れた手をちょっと暖簾で
拭いていくという習慣があり、「暖簾が汚れているほど繁盛しているお店」という判断をされたりもしていたそうです。
最近では洋風の住宅様式が多いので、暖簾の出番は少なくなったのは確かですが、
和を感じるインテリアとして見直されています。
和に関するものは、ちょっと調べるだけで、その歴史や背景や逸話が出てきて面白いものです。
お部屋のインテリアにすれば、お客さんがきたときの話のタネにもなるかもしれませんね。
おすすめです。
2011-04-14