過去の店長日記
作務衣で「寺子屋」体験!?お寺で学ぶ心の準備
こんにちは、和粋庵です。
もともと作務衣はお寺さんの作業着として生まれてきたものなのですが、当店の作務衣はどちらかというと現代のくつろぎ着としての要素の強い仕様になっております。当店のオーソドックスな作務衣はどれも七分丈から八分丈で、袖にゴムは入りません。もちろん多くのお寺さんでも当店の作務衣をお使いいただいておりますが、作業着としての機能が高いよう、袖は手首までありゴムの仕様になっている作務衣もお寺さんではよくみます。当店でも仕様の変更など別料金になりますが承りますので、ご希望の方はお問い合わせください。
さてそのように、お寺と作務衣は切っても切れない関係に昔からあるわけですが、船橋のお寺さんで、作務衣を着て「寺子屋」を開いているというニュースがありました。
作務衣を着て、心の準備について学ぶというのは今の時代忘れがちなものを伝えてくれる良い教育かもしれませんね。寝袋で寝起きするのは、今回の震災を受けて考えられたとのこと。そういえば、震災後、被災者の方に作務衣を贈る方が多くいらっしゃいました。作務衣だと、寝ているときに地震が起きてもそのまま外に避難できるので・・・という理由を聞いたりもしました。パジャマ一枚で外に避難しなければいけないような状況が長く続いていたからなのだと思います。色々な用途に使われる作務衣ではありますが、メーカーとしてお客様の要望やニーズに丁寧に応えられる対応を今後もしていきたいと思います。
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