過去の店長日記
東日本大震災から3年 復興プロジェクト 大槌刺子プロジェクトについて
こんにちは、和粋庵のデザイン制作担当です♪
東日本大震災から3年が経過致しました。
群馬は寒いながらも春を迎え、会社の梅の木も大雪の影響にも負けず少しずつ開き始めています。
3年前の今日は一体どれだけの方々が寒く心細い一日を過ごしたのだろうと考えています。
一刻も早い復興と、被災された方々が一刻も早く元いた場所へ帰れますよう心からお祈りしております。
こんなプロジェクトを知りました!その名も「大槌復興 刺子プロジェクト」
東北地方に根差している伝統技術である「刺子(さしこ)」を活用した事業との事。仕事を失い、仕事場を失ってしまった女性達のためのプロジェクトです。
刺子とは?
刺子とは体の保温と衣服の補強のための刺し縫いの事を指します。北国で生まれたといわれておりますが、刺子の技術自体は日本全国にあるそうです。
素朴な雰囲気と独自の服飾美が特徴で、刺し縫いによって様々な模様を表します。かつては保温と補強のための技術だったものですが、衣服の素材が麻から木綿に変わったことによって、より一層服飾美に注目されるようになりました。
合理性の面から一針一針刺す形ではなく、刺子に似せて織った織物である刺子織も誕生しました。
和粋庵で扱っているものは厳密に言うと「刺子織」に当たります。北国で生まれた技術であることからも、秋冬物の定番商品として、作務衣愛好家の皆様から愛されている商品です。ちなみに右の3つが刺子織の作務衣ですね♪
ここで紹介するのは、刺子織ではなく、本来の刺子。青森県津軽の「こぎん刺子」、岩手県南部の「南部菱刺し」、山形県の「庄内刺子」は特に有名で日本三大刺子とも呼ばれています。
こぎん刺子 | 南部菱刺し | 庄内刺子 |
岩手県上閉伊郡に位置する大槌町の大槌刺子では、伝統柄を取り入れながら現代的なオリジナルの刺子を刺しているそうです。なんだかノルディック柄や北欧のテキスタイルを彷彿とさせる素敵なデザインですね♪
私も陰ながら応援したいと思います!