過去の店長日記

四里の道は長かった 羽生の藍染の歴史

こんにちは、和粋庵のデザイン制作担当です♪
先日のお休みにたまたま羽生までお出かけした時、車の窓から外へと目をやると良い雰囲気の小さな喫茶店が。「藍染商品取り扱ってます」の張り紙を見て「流石羽生市!」と思った北村でした♪

青縞の市の立つ羽生の町

「四里の道は長かった。その間に青縞の市の立つ羽生の町があった。田圃にはげんげが咲き、豪家の垣からは八重桜が散りこぼれた」
群馬の誇る文豪田山花袋の「田舎教師」の冒頭です。青縞とは綿の平織物で、藍染めした糸で織り上げられた織物の事をいいます。糸の微妙な染斑によって織り上がった反物は微妙な縞柄のグラデーションを呈します。
げんげとはれんげの花の事、畑を肥やすためのれんげ畑、大きなお屋敷からこぼれるように咲く八重桜。濃淡ある桃色の花々の中に映える青縞の市。ちょうど今の時期と同じくらいの季節でしょうか。暖かい春の光のもと田園風景が疲れを癒してくれそうです。
前回のブログでも書きましたが桃色と紺色というのはとても春めいて素敵な組み合わせだと思います♪

羽生での藍染の歴史

埼玉県の羽生市はかつての武州という地域です。埼玉から東京、神奈川の一部がこれに当たります。羽生で藍が栽培されるようになったのは江戸時代の天明年間(1781~1789)から。同時期に木綿の栽培も始まり、現在までおよそ200年の歴史があります。
最盛期には200、300近くの紺屋(こうや、こんやと読みます)さんがいたとか!農閑期には木綿を紺屋さんに染めてもらい、着物を繕い春を待っていたのかもしれません。
一方で紺屋さんは大忙し!天候に左右される藍染、梅雨時には天日にさらしていた糸を一斉に屋内へと取り込まなければならないそう。しかも染める回数によって色が異なるため、同じ作業を何度も何度も繰り返さなければなりません。まさに紺屋の白袴といわれるほど多忙なお仕事でした。

複雑な青のグラデーション

和粋庵ではこの度武州正藍染の生地を使用した作務衣を作りました!およそ140年続く老舗の染屋さんで染めて頂いた糸をこだわりのヴィンテージ織機で生地にし、作務衣に仕立てあげました。
定番の濃紺ではなく、敢えて青みがかったあさぎ色に染めて頂いて「田舎教師」の冒頭にあるような青縞をお楽しみ頂けるお色に致しました。青縞は別名めくら紺とも言い、近くで見ないとわからないような藍の染斑(むら)による絶妙なグラデーションと縞模様をお楽しみ頂けると思います。

藍色は藍四十八色と呼ばれるほど複雑な色合いを見せます。ここからお洗濯や着こなしによって藍色を育て上げる楽しみもございます。細かいところにこだわる粋を是非ご堪能いただければと思います(*'▽')

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