過去の店長日記
ユニクロ 作務衣
ユニクロの作務衣ってあるの?
こんにちは、作務衣甚平専門の和装品メーカー和粋庵です。1300年の織物の歴史を持つ織都(しょくと)「桐生」の企業です。
突然ですが、「ユニバレ」という言葉をご存知でしょうか。今や日本人のほとんどが少なくとも1着はユニクロ製品を持っているとまでいわれ、「国民服」とも呼ばれている(?)、ユニクロ。ところが出回っているがゆえに、ユニクロを着ていることが周囲にバレてしまう「ユニバレ」、他人と服が被ってしまう「ユニ被り」、といった悩みが話題になっているそうです。
衣服に関して扱っていないものはないのではないか、というほどに様々な繊維の商品を素材メーカーとともに商品化しています。
宣伝をするわけではありませんが、ユニクロでは過去に「甚平」や「浴衣」も取り扱っています。新商品の企画や店舗販売、インターネット販売も、さすがユニクロと思いますが、実は、まだ作務衣は扱っていない様子です。ユニクロがしっかりとした作務衣や甚平を作って、もっと一般的な衣類として日本人が当たり前に着るようになったらいいかもしれません。品質の良くない海外製の安価な商品が作務衣や甚平の評判を下げているように思います。日本で生まれた伝統衣類でもありますので、和粋庵はあくまで「日本製」にこだわって、例えユニクロが作務衣を作ろうとも絶対に負けない素材、品質、サービスを提供していきます。
作務衣はもともとは禅宗の修行僧が、労働作業(作務)を行うときに着用していた服装でした。形は着物の上に着た上っ張りともんぺが原型で、作業着として広まりましたが、現在は僧侶固有のものではなく、和のライフスタイルに適した部屋着、くつろぎ着として広く一般の方に愛用されております。1990年ごろから徐々に一般の方にも広まり、現在では洋装、和装問わず、様々なメーカーが作務衣を商品化しています。
創業50年以上、日本製作務衣の専門で現在は日本一の品揃えを誇る当社のブランド「和粋庵」は、”伝統とモダン”をテーマにこれからも作務衣を一生懸命作り続けていきます。